中途半端なリスケは止めよう|リスケをするならガッツリと徹底的に!
今回はリスケジュール(通称リスケ)について解説します。というのは中途半端、あるいは一時しのぎのリスケを頻繁に繰り返すプロジェクトをよく見るからです。
だから今回はステークホルダーを失望させるようなリスケは止めて、確実にプロジェクトを達成できるリスケをしようと言いたくて記事を書きます。
リスケとは
リスケとはリスケジュールの略です。リスケジュールとはスケジュールを改めることです。プロジェクト型の仕事をしている方は体験したことがあると思います。
プロジェクトは予想通りに行かないことが多々あるため、ときにはリスケジュールが必要になることもあります。私もごくたまにですがしたことがあります。
中途半端なリスケ
中途半端ではリスケを繰り返す
あと一週間あれば終わったのに…こうやって一週間ずつ延期するプロジェクトをよく見ます。一ヶ月の場合もあります。
本当に一週間とか一ヶ月延期すれば終わるのでしょうか?一週間とか一ヶ月という期間は正しいのでしょうか?多くの場合は特に根拠なく一週間や一ヶ月という期間が選択されます。そしてリスケが繰り返されています。
なんとなくこれくらいの時間があれば終わるでは、何度もリスケを繰り返します。そのリスケ期間に明確な根拠があるかどうか、よく検討しましょう。
中途半端なリスケが繰り返される理由
なんとなくあとこれくらいあればという理由でリスケが行われるケースをよく見ます。これはつまり見積や予測が甘いということです。
他にもステークホルダーからの印象を気にしているケースも多いと感じます。一ヶ月延期したいけど、そんな大げさなことを言ったら反発されそうだから、とりあえず一週間延期で乗り切ろう…こんな考えはいけません。一週間で乗り切れなかったら元も子もないです。
堅実なリスケ
徹底的に見直そう
リスケをやるときは、やるからには徹底的にやることを心掛けてください。中途半端なリスケを繰り返してステークホルダーを失望させないよう気を付けてください。これは私が昔、日経システムズという雑誌を読んだときに、小説形式のプロジェクトマネジメントの連載記事で読んだことです。
私もマネジメントに携わるようになってからは、リスケが必要なときは次回は確実に終わるというスケジュールを作り直して顧客に伝えてきました。
リスケをやるに当たり、今不足していることや抱えている問題を洗い出しましょう。プロジェクトを新規に始めるときのように、現時点からゴールまでをしっかりと把握し、しっかりとしたスケジュールを立てましょう。
なんとなくとか、印象を悪くしないためにちょっとだけの延期にするなどは下策です。大事なことはステークホルダーを失望させないこと、そして目標を達成することです。
中途半端なリスケでは失望される
リスケ1回で目標を達成すればめでたしめでたしです。しかし何度もリスケを繰り返すと失望されます。ステークホルダーを失望させてはいけません。
マネージャーであるあなたにはステークホルダーを満足させる責務があります。私もそういう考えで万全なリスケをしています。
終わりに
今回は私の思いが強く出た内容になってしまいました。しかし伝えたいことは、リスケをするなら確実に達成できるようにしっかりやるということです。ステークホルダーを失望させないようにやるということです。
もちろんリスケしなくていいように進めた方がいいです。しかしプロジェクトは予想通りに行かないことがありますので、最悪リスケが必要になってしまったら、今回の内容を振り返って徹底的にかつ確実にやってください。