クリエイティビティの練習として連想の問題をやってみよう
今回はクリエイティビティの練習問題として連想の問題を出します。クリエイティビティというくらいですから、もちろん正解はありません。しかし解答例は出しますので、参考にして考えてみてください。
連想という考え方はアイディアの幅を大きく広げてくれます。連想を使えば、当初に考えていたことからは想像もつかないようなアイディアが出てくる可能性もあります。ぜひ身に着けてください。
水から連想した例題を見てみよう
まずは例題として水から連想する例を挙げます。
水から3つ連想してみます。そして3つそれぞれから1つずつ、2回連想してみます。まずは水から連想できるものを挙げます。
- 天然水
- 炭酸水
- 海水
続いてこれら3つに対して、連想できるものを2回並べてみます。
- 天然水 → 湧き水 → 富士山
- 炭酸水 → カロリーゼロ → 太る心配なし
- 海水 → しょっぱい → 梅干し
天然水から湧き水はいいとして、湧き水から富士山は発想が飛び過ぎと感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし本当に静岡県三島市には富士山の湧き水が出ている場所があります。富士山の地下水は100年かけて地上に出てくると言われています。地元では水道水で飲めますし、地元以外ではペットボトル飲料として売られていることがあります。
このように連想できるものを並べると、発想が広がったり変化したりして、アイディアが増えていきます。それでは問題に移りましょう。
おにぎりから連想できるものを並べてみよう
第一問はおにぎりから連想できるものを並べる問題です。
例題と同様に連想できるものを3つ挙げてください。そしてそれぞれから2回連想してください。答えは発想の数だけあります。友達同士でやってみると楽しそうですよ。
食パンから連想できるものを並べてみよう
第二問は食パンから連想できるものを並べる問題です。
これも例題と同様に連想できるものを3つ挙げてください。そしてそれぞれから2回連想してください。
テーブルから連想できるものを並べてみよう
第三問はテーブルから連想できるものを並べる問題です。
今度も連想できるものを3つ挙げてください。そしてそれぞれから4回連想してください。今回は最初に挙げたものに対する連想の回数が2回多くなっています。頑張って考えてみてください。
連想をするのが大変という場合は、この記事に連想の例がありますので参考にしてみてください。
解答例
おにぎりから連想できるものの解答例
おにぎりから連想できるものの解答例を示します。
- のり → 海苔巻き → サラダ巻
- 米 → 海鮮丼 → 刺身
- 梅干し → 梅 → 梅酒
おにぎり1つとっても、3種類のカテゴリーを連想できます。のり、ごはん、具材という3つの構成要素がありますから。包装パッケージから連想してもいいかもしれません。あるいはおにぎりセットのから揚げやたくあんも連想候補かもしれません。
食パンから連想できるものの解答例
食パンから連想できるものの解答例を示します。
- ホテルブレッド → ホテル → 旅行
- 朝食 → 喫茶店のモーニング → コーヒー
- ジャム → 果物 → ジュース
ホテルブレッドは手作りパン屋によくある食パンです。ふわふわで美味しいですよね。語源はホテルで焼いていたことかもしれません。そこからホテル、旅行と連想できます。ホテルとくれば、人によっては出張かもしれません。
朝食からコーヒーを直接連想してもいいと思います。朝食にコーヒーを飲む人は珍しくないでしょうから。しかし朝食と言えば喫茶店のモーニングも連想できます。あるいは駅に入っている蕎麦屋でもいいかもしれませんね。
最後の果物はジュース以外にも果実酒やスイーツなど、連想できるものが多いと思います。おもちゃや雑貨にも果物の形や色が使われていますし、商品企画にはよく使われるのではないでしょうか?
テーブルから連想できるものの解答例
テーブルから連想できるものの解答例を示します。
- 椅子 → ソファー → 家具 → ホームセンター → 大きな建物
- ダイニングテーブル → 食事 → 自炊 → 炊飯器 → 家電
- 勉強机 → ノート → メモ → 付箋 → 文房具
テーブルの用途の広さを考えると、連想できるものも多くなります。商品やサービスの企画で、ライフスタイルを考える必要があるときは、こういう連想が役立つこともあるでしょう。
終わりに
連想は子供の頃によくやったかもしれません。しかし大人でも役立ちます。企画でアイディアを沢山出すときはもちろん、困ったときに「あの手があったか!」とか、必要なものがないときに「○○に行けば多分売ってる」などを閃くこともあります。
連想力を高めてクリエイティブな人になりましょう。