どうしても残業が必要なときにやってみた快適な働き方
私は残業が大嫌いで、毎日定時で帰りるようにしています。しかし案件が多くて人員不足など、どうしても事情があって残業せざるを得ない場合があります。
そんなとき普通に残業していては疲れますので、快適な残業の仕方を追求してみました。結論から言うと「早朝にやる」です。
今回は疲れにくい働き方のお話です。自己啓発本やビジネス情報サイトにありがちな内容でもありますが、残業続きで疲れているという方、もっと効率良く働きたいという方に一つのやり方として参考にしていただければと思います。
ちなみに私が残業大嫌いな理由はこちらです。
案件と人員の都合で残業が必要になった
普段は毎日定時帰りで極力残業をしない私でも、案件や人員の都合で人をアサインできず、私が120%稼働で対応しなければいけなくなることがありました。もっともこういう事態は稀ですが、繁忙期や製品のサポート期限切れなどの対応で起こりうることです。
私もそのような対応に毎月30時間、3か月間分の人手が足りなくなったことがありました。これだけのために他のプロジェクトから人を引っ張ってくるのは難しいため、私が残業して対応することにしました。
普通に残業したら疲労で非効率だった
月に30時間程度の作業があるため、1日当たり平均1時間半の残業をすることになりました。
9:30から仕事を始め、18:30で一旦夕食にしました。そして19:00から再開して20:30から21:00まで残業しました。
しかし19:30を過ぎた頃から疲れが出始め、効率が落ち始めました。20時以降はもう全然ダメです。疲労で効率が出ません。
この程度の残業時間で疲れるなんて軟弱だと思うかもしれません。しかし違います。残業を慢性的にしている人は、疲れて効率が落ちていることに気付いていないだけです。一度定時で帰ってリフレッシュしてみれば解ります。
脱線しましたが、これでは進捗が今一でギリギリになってしまいます。これだけ時間がかかるからしょうがないとか、進まないなら残業をもっとするというのが一般的なやり方でしょう。しかしそれは私のポリシーに反します。
私はパフォーマンスをもっと上げられる方法を考えました。パフォーマンスをもっと上げれば、残業時間を増やすことなく仕事を終わらせることが可能だからです。また私は家庭や趣味が大事なので、プライベートの時間を削りたくありません。
早朝から仕事を始めてみたら快適だった
始発で出社して仕事するという噂
昔の会社でとある顧客の案件で聞いた噂です。その顧客企業の部長が始発電車で出社して、みんなが出社するまでに自分の仕事を片付けていると聞きました。
実際に9:30に出社するとすでに出社していて、夕方には「お先に失礼」と言って上がっていました。
日中はメンバーとのコミュニケーションや会議を中心に仕事をしていました。おそらく日中は自分の仕事に時間を使えないから、始発電車で出社していたのでしょう。
ビジネス誌やネットのニュースでも、早く出社して一人で集中して仕事を片付ける管理職がいるという話を読んだことがあります。プロボノで知り合った人でも、管理職時代にそういうことをやっていたという人がいます。
早くから仕事を始めてみたら快適だった
始発で出社して仕事する噂を思い出した私は、7:30から仕事を始めてみました。
この案件をやっていた当時は既にコロナ禍になっており、私が所属する会社はリモートワークになっていました。そのため7:30から仕事を始めるには普段通りの時間に起きて、朝食後に仕事を始めるだけでよかったです。始発は不要でした。
朝はまだ何も活動していない時間帯です。そのため疲労がありません。仕事はとても捗りました。難しい課題も頭が働くとスムーズに解決します。更には朝の時間帯は割り込みもまずないので、ますます仕事が捗ります。
勤務時間は7:30~18:30にしてみました。これなら毎月30時間分の作業をこなせますし、18:30に終わればしんどくないです。
これでしたら時間を効率的に使えているため、勤務時間中はずっとパフォーマンスが高い状態です。同じだけの時間を費やしても、より仕事が捗るのです。時間を有効に使えているのです。
こうして快適かつ無事に追加の3か月30時間分の案件を終わらせることができました。
終わりに
今回は残業せざるを得ない状況で、どうやって快適に残業するかの話でした。残業せざるを得なくなった場合に使える方法です。しかし同時に残業時間を減らすことにも応用ができると考えています。
残業を減らすためには、同じ時間を費やしても、より効率の良い状態をキープしたり、より効率の良いやり方をしたりする必要があります。そういう意味でも今回の事例は有用だなと感じます。
まだまだ仕事を上手くやる方法はありそうですね。マネジメントの追求に終わりはありません。
マネジメント力を上げるためには、幅広い知識や思考力が必要です。これは一朝一夕には身に付きません。専門分野の知識はもちろんですが、ビジネスや組織に関する知識も必要です。
1つはビジネス情報を仕入れることです。私はダイヤモンド社のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューを定期購読していますが、たまに週刊ダイヤモンドも読みます。週刊ダイヤモンドは経営陣や管理職向けの雑誌であり、流行のビジネス事情はもちろん、ときにはお酒の特集が組まれるという変わったこともあります。