残業20時間でもきついという人のために残業しない働き方を解説
残業ってきついですよね。私は最大でも20時間しかしたくないですし、30時間なんて冗談ない!と感じます。
私は残業5~10時間くらいの生活を長年に渡って続けています。しかし社内を見渡すと20~30時間は普通のようです。よその会社の人の話を聞くと、40~60時間とか80時間なんて話は普通に聞こえてきます。
そんなに残業して疲れないのかな?と思えば、疲れている人もいますし、余裕余裕と言っておきながらイライラしてばかりの人もいます。残業は疲れるしストレスも溜まるものだと考えてよいでしょう。
私は真面目に集中して仕事すれば定時でも十分に疲れるという考えです。残業20時間で疲れている方は、決して甘えているのでも貧弱なのでもないでしょう。
今回は残業が20時間でもきつい、疲れるという方のために、もっと残業を減らす方法を解説します。定時帰りを普通にすれば、もっと時間に余裕ができます。仕事を効率化してゆとりのある生活をしましょう!
残業20時間でもきついのは当然
定時でも1日8時間、週5日も働いている
あなたは趣味など好きなことを毎日8時間、週に5日も毎週のようにできますか?いくら好きでも疲れるし飽きると思います。
でも仕事なら毎日定時でもこれが最低ラインです。残業があればもっと沢山やらなければいけません。
ましてや仕事は趣味などの好きなことと違って、ある程度の水準の品質が求められます。また納期も決まっています。
QCDのプレッシャーに追われながら、職場によっては会社や上司の理不尽な要求に応えながら、毎日8時間以上、週5日以上もやり続けなければいけません。
これじゃあ疲れても当然です。私だってもちろん疲れます。私はサービス残業を200時間もやらされたことがありますが、それでも定時帰りで十分と感じています。
真面目に仕事すれば当然疲れる
仕事を速く終わらせるためには、集中することも大事です。人間の集中力はせいぜい1時間しか持たないので、集中して一気に仕事を進めれば疲れます。学校の授業が50分など1時間弱である理由も、人間の集中力が続く時間を基準に決められているのです。
さらには仕事では細かいミスのチェックも発生します。このような作業はとても神経を使うため、疲れてます。
一方で私が今まで体験した残業が多い職場では、雑談ばかりしたり、頻繁に携帯でメールやチャットをチェックしたりしている人が多かったです。
だったら集中してさっさと終わらせろよと思うかもしれません。しかしその考えは違います。常習的に残業をして疲れているから、集中力が続かないのです。
残業は確実に疲労を蓄積させます。これくらいの残業時間だったら耐えられると思っていても、疲れて集中力や効率が落ちていることはあります。
残業を減らして疲労を減らす
残業を減らせば疲労が減る
当然ですが、定時まで仕事すれば疲れるのなら、残業すればもっと疲れます。ということは残業を減らせば疲労が減ります。
仕事時間をもっと減らせばいいと思うかもしれません。しかし週休3日制はまだまだ難しいでしょう。さらには最近流行りのFIREなんてほぼ非現実的ですし、社会との接点がなくなることで不健康になるでしょう。
まずは20時間の残業をなくして、定時上がりを通常の状態することが先決です。これだけでも毎日1時間も労働時間が減るので、疲労が減ります。
残業を減らせばリフレッシュの時間を作れる
20時間の残業をしていたところを、残業を0にしてしまえば、毎日1時間のゆとりができます。
早く帰ってゆっくり過ごしてもいいですし、帰り道に寄り道してお買い物しても、習い事をしてもいいでしょう。
心のゆとりが持てると違います。また平日にリフレッシュの時間を持てると、週末まで待たずとも疲労回復ができます。平日に疲労回復ができれば、翌日の仕事の効率が上がって、定時までにこなせる仕事量も増えます。
リフレッシュの時間を持てることでいい循環もできます。
残業しない働き方の実現方法
生産性に関する仕事術を学ぶ
仕事術の本は沢山あります。これらを勉強して生産性を上げれば、速く仕事を終わらせることができるようになります。残業を減らすためには自分自身の生産性を高めることも重要です。
生産性やタイムマネジメントに関する本を読めば、仕事を効率良く限られた時間で終わらせる方法を学べるでしょう。
私は若い頃に「ムダな仕事は、もうやめよう」という本を読んで衝撃を受けました。当時はまだ新人でどこに行っても問題児扱いされてクビになって、行き詰っていたころです。
それで上司に言われて仕事のやり方に関する本を読んでみようと思いました。
【中古】 ムダな仕事はもう、やめよう! 残業するほどヒマじゃない。 / 吉越 浩一郎 / かんき出版 [単行本(ソフトカバー)]【メール便送料無料】【あす楽対応】
かなり古い本ですし、類似の内容の本はいくらでもあると思います。
この本では次のようなことが書かれていました。
- 雑談せず仕事に集中する時間を持つ
- 完璧に仕上げずにまずは及第点程度の品質で提出してみる
- デッドラインを決めれば速く終わらせられる
デッドラインすなわち期限を決めないと、時間がある限り時間を使いつくすのが人間です。夏休みの宿題がいい例ですね。これはパーキンソンの法則とよばれます。
パーキンソンの法則 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
限られた時間で成果を出すことはずっと変わらないと私は考えています。残業が多い人ほど時間にルーズで、時間が有限であることという意識が低いです。
時間に対する意識、生産性に対する意識を上げることで、限られた時間で成果を出すという意識を持てます。
その他にも生産性を上げるコツとして、部分最適ではなく全体最適を行うという方法があります。実は部分最適では生産性は中々上がりません。全体の生産性が上がるようにボトルネックを解消する必要があります。
マネジメントを勉強する
残業は個人の能力の問題ではなく、マネジメントの問題です。たとえ個人がどれだけ経験やスキルが高くても、マネジメントが下手なら残業が沢山発生します。
言い換えるとマネジメントを上手くやれば、残業を減らして成果を出すことができます。
しかし管理職やプロジェクトマネージャーになるのは簡単ではありません。仕事で高い成果を上げて評価されなければ、そのようなポジションは任せてもらえません。
とはいえマネジメントを勉強すれば、仕事の進め方が上手くなります。すると自分の仕事を効率良く終わらせることができるようになります。
自分の仕事が速く終われば、チームの仕事を手伝うことができます。チームの仕事が速く終われば、チームのメンバー全員の残業時間が減ります。
またマネジメントを勉強すれば、仕事の進め方が上手くなるだけでなく、チーム全体を見る視点も身に付きます。チームのパフォーマンスアップに貢献する方法を考えられるようになります。
マネジメントを勉強することでチーム全体のパフォーマンスアップに貢献できれば、チームのメンバー全員の残業を減らせます。とても有意義です。
マネジメントに関しては私自身が読んだことがあるおススメの本を別の記事で解説しています。気になる方は参考にしてみてください。
集中できる時間を大事にする
私は残業が必要な事態に遭遇した場合、朝早くから仕事するようにしています。
大企業で上級管理職についていた人が、始発で出社してみんなが出社するまでに自分の仕事を片付けているという話を聞いたことが何度かあります。そんな話を聞いてこの方法を思いつきました。
朝早い時間帯はまず間違いなく割り込みが入りません。だから自分の作業に集中できます。
また朝は1日のうちで最も疲労が少ない時間帯です。だからこそ夕方や夜よりも仕事が捗ります。
難易度が高い仕事がある場合や、ボリュームが多い仕事がある場合、残業がどうしても必要な場合などは、朝早い時間帯を活用してみてはいかがでしょうか?始発でなくても、1時間早くから始めるでもいいでしょう。
リモートワークであれば2時間前から初めてもいいでしょう。ほぼ確実に割り込みがありませんので、スムーズに仕事が進みます。
朝早い時間帯を活用することについて別途記事を書いていますので、参考にしてみてください。
残業せずに成果を出している会社に転職する
残業はマネジメントの問題だと書きました。ということは会社の上層部が残業して当たり前という考え方をしている場合、残業を当たり前とした働き方を従業員に求めるということです。会社の上層部がそういうマネジメントをするということですから。
よって自分がどれだけ勉強や効率化を図って残業を減らしても、会社の体質で残業を強要されたり、残業しないと評価されなかったりする場合は、転職もやむを得ないかもしれません。
あるいは残業が賛美される職場に現在いて、そのような考えに疑問がある場合は、残業せずに成果を出している会社に転職してみるのもいいかもしれません。
残業せずに成果を出している会社に入ることで、効率的に仕事する方法が身に付きます。
私は入った会社がたまたま残業しない会社だったことが多いです。19時からぞろぞろと人が帰り出して、20時にはいなくなるという会社もありましたし、19時で最終退出になることがよくある会社もありました。
このような会社は、効率や成果に対する意識が高く、議論が活発という特徴がありました。そして私自身がこのような会社で経験を積むことで、残業せずに成果を出すマネジメントを身に付けました。
だから残業せずに成果を出す会社に転職して、残業せずに成果を出す仕事術を学ぶことも価値があると私は考えています。このような仕事術を学べば、一生役立つはずです。
このブログでも私自身が残業せずに成果を出す会社で学んだことを記事にしています。是非読んでください。
残業しないことで得られるメリット
疲労が少ない
残業をしなくなれば当然ながら疲労が減ります。
疲労が減れば帰宅後に趣味や勉強など何かしら活動する余裕が持てます。そして翌日に持ち越す疲労も少ないので、翌日の仕事の効率も良くなります。
休日までに溜まる疲労も少なくなるので、休日にできることも増えます。
このように残業しないことで疲労が減り、多くのメリットを得られます。
残業しないことのメリットについては別途記事を書いています。参考にしてみてください。
帰宅途中で買い物や習い事ができる
残業せずに定時で上がれば、帰宅途中に買い物や習い事ができます。平日の夜に習い事に通っている人はいるものです。習い事をすれば生活の充実度も上がるでしょう。
私の場合は趣味でサイクリングと楽器をやっていますので、定時で上がって自転車屋や楽器屋を見ていくことがあります。
またはバレンタインやホワイトデーが近いときは、定時で上がってお菓子を探しにいくのもいいでしょう。
残業せずに定時で上がることで、好きなことをする余裕が持てるのです。確実に生活の充実度が上がるでしょう。
家族サービスの時間を確保できる
残業せずに定時で上がれば、家族サービスの時間もできます。
私は今はリモートワークが中心ですが、リモートワークになる前は速く帰宅して夕食を作ったり、バレンタインの時期に美味しそうなお菓子を探したり、クリスマスには寄り道してケーキを買ったりしていました。
家族サービスの時間ができれば幸福度が上がります。残業ばかりしていたら家族サービスの時間なんて取れません。
勉強時間を確保できる
スキルアップしたい方や資格を取りたい方、興味があって学びたいことがある方にとっては、残業しないことで勉強時間を確保できるというメリットがあります。
勉強したいときは勉強時間の確保が悩ましくなります。残業が多いようでは勉強時間の確保は困難です。
また残業で疲れていては勉強する余裕なんて持てませんし、無理に勉強しても捗りません。
勉強したいことを勉強することで、人生にとってプラスになります。
終わりに
今回は残業時間が20時間と世間一般で見ればかなり少ない方でもきついという方のために、もっと残業を減らす方法と残業しないことのメリットを解説しました。
残業が多い業界であろうと、残業が少ない会社はあります。また残業しない働き方をしている人もいます。
私もIT業界という40~60時間くらいは普通に残業がある業界で、長年に渡って定時帰りを繰り返しています。残業しない働き方は不可能ではないです。
充実した生活を手に入れるためにも、残業しない働き方を諦めないようにしましょう。